『かっぱ』に『カエルの卵』!?千駄木『カフェギャラリー幻』で非日常感あふれる一杯を味わう

創造性あふれる空間で、ちょっと変わったお酒を。カフェギャラリー幻

美術の展示などを観に行く際、見終えた後に誰かと感想を共有したくなることはないでしょうか。展示の開かれたすぐそばに、ほっと一息つけて、できればおいしいお酒が置いてあるお店で、観たものを振り返ることができたら―今回ご紹介するカフェギャラリー幻は、そんな展示とカフェバーとが一緒になったお店のひとつです。

ここでは、写真や絵、さまざまな表現者たちの作品が、会期ごとに楽しむことができ、展示内容に応じ変化するお酒とフードのメニューを楽しむことができます。

千駄木駅から徒歩5分、大通りを一本入って小道へ足を延ばした先に、カフェギャラリー幻はあります。スライド式の扉をゆっくり開けると、そこには、異空間が広がっていました。

店内は、大きなテーブルとカウンターのみで作られています。一歩入ると、広がっているのは、ギャラリーとカフェバーとが両在する不思議な空間。赤い壁にはさまざまな装飾がほどこされています。
 
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カウンターに座り、メニューを開きます。お店の名前である「幻」がついたお酒は、日本酒と、日本酒のカクテルの二種類があるそうで、今回はカクテルの「マボロシ」を注文します。

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フードは、料理スタッフmoiさんが日替わりで考えていらっしゃるそうで、手書きのメニューは、定食以外にカレー、おにぎり、混ぜご飯等を一日10食程度で出しているとのことでした。今日は、せっかくなので季節に応じ旬のものを使っている夏野菜がメインの「和モダン定食」をいただきます。

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きれいなグラスに入って運ばれてきた「マボロシ」カクテルは、日本酒「幻」をザクロとジンジャーで割ってあるため、ふんわりとフルーティーな香りがします。味わいも比較的甘めで、日本酒が苦手な方でも飲みやすくなっており、最後にほんのりと生姜の味がします。

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次に運ばれてきたのは、「和モダン定食」。色の鮮やかさをお伝えすべく、少し席を移動して撮影をします。定食は、かぼちゃと野菜の炊き込みごはん、豚肉と夏野菜の煮物と、サラダの三品がついています。
 
自家製だというふりかけのかかったごはんは、かぼちゃの他にもたくさんの野菜が入っています。煮物もサラダも、とにかく夏野菜がたっぷり。その数は野菜だけで14種にも上るそうです。体をいたわってくれるようなあたたかな一食は、だしがきいており、お酒にもしっくりなじみます。

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料理担当moiさんは、カフェギャラリー幻にあるお酒を選ぶことも担当するそうで、お酒と作るものとが、きちんと合うように作られているのを感じました。お酒がすすみます。

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「最後は、全部混ぜて食べてみるのもいいですよ」というおすすめの通り、最後はお茶漬けのようにしていただいてみました。サラダのシャキシャキとした野菜、ごはんのもっちりとした味わい、煮込みに入ったお肉の柔らかさ、さまざまな食感をひと匙で味わうことができました。
 
最後まで食べることを楽しめる工夫を、作り手本人から聞けるのも、アットホームなこのお店ならではです!

お店全体を味わって帰ってほしいー「カフェギャラリー」に込める思い

代表の小林義和さん・店長の艶子さんは、ご夫婦でこの「カフェギャラリー」を営んでいらっしゃいます。それぞれが創作活動をする作り手だったお二人は、ご結婚を機に新たにカフェギャラリー幻を開かれたそうです。

「カフェであり、ギャラリーである場所を作ったのには、自分たちが創作活動を経験した際の事がもとになっています。自分たちが作ったものを展示する、他の作家さん達の展示の場所になるギャラリーで、展示を行う作家さん同士、あるいは観に来たお客さんとが気軽に交流できる、サロンのような場になったらいいと考え、カフェギャラリー幻を開きました。」(代表・小林さん)

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言葉の通り、店内には、展示を行った作家さん達の作品を眺め、購入できる棚が設けられていました。作り手と受け手とが気軽に交流できる場への思いが込められています

奥様の艶子さんは、写真を通じ創作活動をしていらっしゃり、その創造性が、彼女の作るデザートのメニューにも反映されているように思います。展示に合わせて変化するデザートメニューについては、

「展示の開かれる季節と内容を考え、複数の作家さんとの合同展示の際は、作品が揃ってから、お一人の際は作家さんと相談しながら、デザートメニューを作ります。思わずシャッターを押したくなるような、それでいて季節感のあるデザートを、来た人に味わってほしいです。」

と、艶子さんは笑顔で語ってくださいました。会期に合わせて作られるデザートについては、この取材にうかがう前にやっていた展示の際のメニュー写真を見せていただきました。

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上は、アジサイをイメージして、ミルクプリンの上にレモン風味のゼリーが花のように乗ったひと品、下は、ソーダの上にわたあめが乗っていて、上からソーダを注ぐことによりわたあめが溶けて行くさまを楽しむことができるひと品だそうです。

どれも、色鮮やかで季節感にあふれており、ギャラリーに携わっていた経験が反映されているのが伝わってきます。見た目にも楽しいデザートたちは、今後も会期に応じ製作中とのことでした。

せっかくなので、一杯の後のデザートに、「かっぱアイス」「カエルの卵ドリンク」をいただくことにします。

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運ばれてきたのは、思わす笑みがこぼれるような愛らしさあふれるデザートでした!ギョロっとした目玉、伸びた手、フルーツで出来た頭のお皿……とにかくカワイイ!!

食べるのが勿体ない気もしますが、いただきます。キウイフルーツは思ったより厚めに切られていて果肉の味をしっかり楽しめます。また、その下の抹茶アイスは甘すぎず、お酒の後でもぺろりといただける味わい。サクサクのコーンと一緒にいただけば、見た目も味わいも楽しいデザートでした。

この「かっぱアイス」は、他にも「お化けアイス」「きつねアイス」の三種類から選ぶことができ、アイスの味も黒蜜抹茶のほかに、バニラや柚、ラムネなどを選ぶことが出来ます。この味も、展示・季節によって変わってくるものもあるそうで、以前「Japanese Underground」という展示を行った際は、展示に合わせ真っ赤なカシスのアイスを用意されていたそうです。その日、ギャラリーを観た際の気分で変えてみるのもいいかもしれません。

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そしていよいよ「カエルの卵ドリンク」ですが、なかなかに見た目のインパクトが大きい一杯です……。ワイングラスで運ばれてきた、ほんのり白っぽい液体に入った黒い粒を眺めます。「本当のカエルの卵じゃないから、安心してください」と言われてやっと、恐る恐る口をつけます。カウンターに並んだ蛙のランプに乾杯。

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カエルの卵正体は、ライチのジュースにバジルシードというバジルの種が入ったものだそうです。甘くて、見た目とは裏腹に飲みやすいものでした。ライチのいい香り、つぶつぶとした食感が楽しい味わいです。このドリンク、お酒と合わせカクテルにすることも可能だそう。一風変わったお酒を味わいたい人におススメです!

 

今年三周年を迎えるカフェギャラリー幻は、今後も展示に合わせメニューをうちだしていくそうです。千駄木の大通りから、一歩踏み入れたその先の創造性豊かな空間で、心を込めて作られたあたたかな食べ物とおいしいお酒とを、味わってみてはいかがでしょうか。
 

店名 カフェギャラリー幻
住所 〒113-0022 東京都文京区千駄木 2-39-11
電話番号 050-3692-2853
営業時間 15:00頃 - 22:00頃
※イベントにより変わります
定休日 不定休
食べログ http://cafegallerymaboroshi.com/

 

ライター

大学で日本文学を専攻。日本酒とカクテルが大好きですが、今年はビールの美味しさを伝えられるようになりたいです。

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