ウェブ、アプリのUI/UXデザインからスピリッツのラベルまで手がけるデザイン事務所BREW Inc. (東京都渋谷区)は、新規事業として酒のオンラインセレクトショップ「Kindred -spirits & more-」(kindred.jp)を立ち上げました。
今回、新しく立ち上がったKindred -spirits & more-は、世界各地の造り手の個性が際立つ新世代酒造ブランドを日本に紹介するオンラインセレクトショップです。店主の景山泰考は、現役のアートディレクター/デザイナーであり、これまでもさまざなま企業、アプリ、ウェブサイトのUI/UXを手がけ、さらに国産ラム酒のアートディレクションなどを務めてまいりました。その現役デザイナーである景山氏が、自身の酒好きが高じて始めたのがこのキンドレッドです。
扱う商品のセレクトの主軸は、クリエイティブも含めた独自の世界観を確立したブランドであるということ。特にマイクロディスティラリーと呼ばれる小規模蒸留所による蒸留酒造りはドイツ、英国、イタリア、北欧三国、アメリカ、そして日本などで見られ、世界的なムーブメントになっています。これは蒸留酒が産地、原材料、製法に関して自由度が高く、極めてダイバーシティに富んだ造り手の個性が活かせるものであることが理由と考えられます。
同時に、こうしたブランドはラベル、ウェブサイトなどのデザイン面においても、それまでの常識、慣例にとらわれないモダンで自由な発想が生きています。クラフトビール、クラフトジンなどに代表されるこれらから景山氏が現役デザイナーの視点でセレクトすることで、風味のみならずデザイン、クリエイティブとの掛け合わせの妙までも含めた世界観を味わう、というあたらしい酒の愉しみ方が提案がきるものと考えています。
また、これら取り扱い商品を中心に、店主景山がブランドのストーリーやデザインの解説をしながらテイスティングができるオフラインイベント「Kindred tasting place」も随時開催しています。バー、レストランなどの飲食関係者および酒愛好家に向けた有料試飲のリアルイベントで、商品購入前のテイスティングをしつつ新たなコミュニティ創出の場を提供しています。このようにして、オンライン&オフラインの両輪で、新世代の造り手の商品に相応しい、もっと自由で創造的な「あたらしいお酒の嗜み方」を提案していきます。